奥能登産天然わかめがもらえるかも!能登半島のカヤックスタート

先日今年最初のカヤックを出そうとカヤックを軽トラに積んで浜辺に向かった。
風は弱めの北東の風、風上に向かって漕いで帰りは漕がずに下ってこようと計画。

先ずはカヤックを海に浮かべ全身の汚れを落とす。

足首くらいまで水に浸かるがさほど寒さを感じない。
スネまで入ると流石に寒くて足が痛くなるが、例年に比べて水温はかなり高いと感じる

これくらいの水深だと暖かく感じる

カヤックに乗り込みバウ(船首)を風上に向けゆっくりとパドルを動かす。
パドル水面に浸かり柔らかく水をキャッチし、後方へゆっくりと水を流す。

体幹をぶらさずに上半身をローリングするとじわじわと感覚が戻ってくる。
カヤックが水面を滑る感覚が心地良い。

海底に見える黒い海藻は全てわかめ。辺り一帯こんな感じで生えまくるのだから漁師は大忙しだ。

少し漕ぎ進むと別の海藻が海面を覆う。

水深は深いのでこの海藻の上をそのまま漕ぎ進むのだが、抵抗が大きくなかなか進まない。

時折海藻が途切れ海底の様子が見えると驚いた魚が右往左往するのが見える。フグに良型のクロダイまで色々な魚が目視できる。

風上に向かって漕ぎ進むと海沿いの集落では数名の漁師が船に乗り込んで作業をしている。いくつも小さなスロープがあり、海に出るにはとても便利そうに見える。

さらに漕ぎ進むと後方から船のエンジン音が聞こえ、一隻の船が僕の方に近づいてくる。

お互い小回りは利くがあちらの方が早いので、僕はパドルをデッキに上げ海上で一旦停止。小舟が通り過ぎるのを待つことにした。

が、船は僕の近くに来ると速度を落とし「おーーい」と声をかけてきた。

振り返ると「どちらからですか?」と、いかつい漁師にしては 丁寧な口調。そのまま海上で暫く世間話をしていると別れ際に「これからわかめを取るからあんた持っていきなさい、後で追いかけて届けるから」と、何とも優しい漁師のおじさん。

おじさんはその後再び現れ、受け取る時重心が偏り思わず沈しそうになるほどのわかめをくれた。

重くなったカヤックを漕ぎながら先ほどのやり取りを振り返る。

好奇心旺盛な漁師さんだったが、僕が気になったのは操舵の技術。僕を気遣い風下から近づき常に僕のカヤックと平行にコントロールしていた。海上で風下から接近して狙った距離で横付けするのには経験が必要だ。

些細な事だけどやっぱり海の男は格好良いね。シーマンシップってやつだ。

さて、浜辺に戻り暖かい水深でアメフラシと遊び大量のわかめを軽トラに積み込む。ものすごい量のわかめだ・・・

浅瀬の生き物を探す
寝そべるアメフラシ。どうやら食べれるらしが・・・

家に帰ってカヤックの片づけと大量のわかめの洗浄。こんなに食べれないので親戚・友人に配ろう。

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