ワイヤーメッシュで薪棚を作成│2,000円で出来る格安薪棚
田舎に住んでいると薪の調達には困らないのだが、集まり過ぎた薪の置き場所に困ることになる。
薪の置き場所はできるだけ雨や雪の当たらない場所が良いのだが、家の周りでそういった場所は限られている。
薪をどこに積むか、薪棚を何でどうやって作るかは確実に訪れる問題だ。
そんな中僕がたどり着いたのがワイヤーメッシュを使った薪棚だ。
今回の記事ではワイヤーメッシュを使った薪棚の有用性と作り方について紹介する。
ワイヤーメッシュの薪棚をおすすめする理由
ワイヤーメッシュの薪棚をおすすめする理由は3つあるが、正直なところ家の庭に転がっていたものをどうにかしたかったのが理由だ。
猪の箱罠を自作できると知り材料を買い集めたのは4年前、メッシュのマスが大きすぎ強度が全く満たないことを知ったのは完成後だった。
完成品を眺めどうにかならんかと思ったがどうにもならず、庭に置いた中途半端な箱罠を見た近所の人たちからは「こんな所まで猪がくるのかい?」と真剣に訪ねられた。
今回のDIYで何よりもうれしかったのはワイヤーメッシュに価値を見いだしたことであり、これがDIY最大の喜びである。
理由1 薪棚は積むのが大変
全て同じ長さに玉切りされ節のない木材だけならば薪は美しく積み上げることができる。
しかし、人からもらう木材は種類も大きさもばらばら、地すべりで倒れた木を玉切りにしたようなものも集まるため奇麗に積み上げることは難しい。
しかもわがままを言えば面倒くさがられ次回からもらえなくなる可能性もある。
バラバラな薪を積み上げるには荷崩れを起こさない枠が必要になるという訳だ。
理由2 木材の価格が高騰している
日本全国原材料の問題は深刻だ。素人の大好きな2×4材も値上がりし、DIYを気軽に楽しめない状況になってきている。
あらゆるものが高騰しているのはワイヤーメッシュも変わりはないのだが、他の薪棚制作よりも時短で安く作れるので僕もはおすすめする。
設計図はいたって簡単、1番安いワイヤーメッシュを3枚買えば良い。
2枚はそのまま使い底辺の1枚はお好みの幅にカットする。我が家の薪ストーブは45㎝まで薪を入れることができるのだが、木材を持ち込んでくれる方々には40㎝と伝えている。
皆適当に切ってくるので誤差を加味した数値を伝えている。
そのため薪棚の幅も40㎝とし、底辺のワイヤーメッシュは4マスを使うようにしている。
理由3 制作が簡単
切ってインシュロックで繋ぐだけなのでとにかく簡単だ。我が家の薪ストーブには45㎝までの薪が入るので、幅40㎝にカットしたワイヤーメッシュを底辺に敷き、後は3辺をそれぞれインシュロックで繋ぐだけ。
インシュロックはステンレスのものを使用している。4年間放置したワイヤーメッシュは錆びだらけだが、Amazonで買ったステンレスインシュロックはちょろっと錆びているだけだった。
まとめ
ワイヤーメッシュやステンレスインシュロックは4年間放置していたが強度に問題はなく、詰め込んだ薪の重量にしっかりと耐えていた。
画像のようにいびつな薪があってもそのまま放り込むことができ、薪棚の形成に木を使うことなく奇麗に納まる。
100×40×200の薪棚が2,000円ほどで作れるのだから悪くないと思う。
最後に注意点をあげるとすればそこにブロック塀や木材を敷いて地面と接触させないようにした方が良い。
我が家はブロックと海で拾った流木を活用しているが、地面が土なのでじかに置いたら下の薪は腐ってしまう。