濡れ毛皮着せられた犬
今日は朝から外浦に用事があったので犬を軽トラに乗せて出発。一緒に連れて行ったのは用事を済ました後お気に入りの散歩コースに連れていくため。
目的地までは20分ほど、通り過ぎる車や畑のじじばばが荷台に乗った2頭のジャーマンシェパードを見て驚くのが分かる。そりゃそうだ、田舎にこんなのはなかなかいない。
目的地で荷物を降ろすと何だか異臭がする・・・まさかと思い荷台を見ると。。
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うんこや。。。
荷台にでっかいうんこがべっとり、しかも踏んでうろうろしたもんだから荷台中にうんこ。
「くっさーーー、もう何やってんだよいぐしぃー!もう少し何だから我慢しろよ!」
あーあと思いながら荷台を開けて2頭を下すといぐしが急いで草むらに駆け込みうんこをしている。「おーまだやるんか、危なかったー」と思い一安心。これ以上うんこは荷台に乗せたくない。
ここは奥能登一の坂がある散歩コースだ。距離は短いが傾斜は最高。脱糞したいぐしでもここはキツイ。
わはは、いぐしが散歩で弱る姿はなんとも言えない優越感だ。無限の体力がある3歳雄のジャーマンシェパードを歩けなくさせる位追い込むのだから「どうだ!」って感じである。
中学生の部活の様な水の飲みっぷり。ふふふ。
さて、いぐしがそそくさと車に向かうのでそろそろ帰宅。うんこのついた荷台に乗せるのは嫌だが仕方がない。「くっそ、足洗うの面倒くせー、絶対座んなよ、立っとけよー」と言ったがどうなる事か。
家につき犬を洗い荷台を洗っていると嫁が一言
「このうんこえばしの臭いだ」
「・・・・・・うそ?いぐしじゃ・・・・ないの?」
嫁は2頭のうんこを臭いで判断できるうんこマイスターだ。マイスターが言うのだから間違いない。荷台にうんこをしたのはいぐしと決めつけてしまっていたが、真犯人は責められるいぐしを横目に平然と過ごしていたえばしだったのだ。むしろいぐしはうんこを我慢して、荷台ではしなかった。
濡れ衣ならぬ濡れ毛皮を着せられたいぐし。えばし恐るべし。嫁の鼻恐るべし。