奥能登での生活費について。珠洲市編
ここ2日間ほど天気の良い日が続いている。
ふと手帳を見ると『裏庭の掃除』というキーワードがある事に気づいてしまった。 ここ2日間ほど天気の良い日が続いている・・・・やるか。
家屋よりも大きい面積をもつ裏庭は時々草を刈らないと見た目が良くない。
草刈りは好きだし綺麗になるのも嬉しいのだが、不思議な事に中々やる気が起きない。 多分これ以上効率化が図れない事が嫌なのだと思う。
草刈りはマンパワー以外の何物でもない。効率的な機械は草刈り機以外にもあるだろうが、年数回使用する草刈り機のアップグレード版の購入に投資価値はない。 雑草に日光を当てないとか色々考えたが、多少なりとも犬たちが走り回れる場所をわざわざ閉鎖したくないし、そんな事をしたら庭の意味が全くなくなってしまう。
こんな事を考えた末仕方なく草刈りをするのが嫌なのだ。
さて、我が家は能登半島の先端に位置し、海まで徒歩2分と言う場所なだけに風向きによっては家にいても波の音が聞こえてくる。これが心地良く感じる時もあればそうでない時もある。
一戸建ての賃貸で間取りは6LDK平屋に家屋と同じ面積の裏庭、それにガレージと解体小屋と漬物小屋(別名イーグルハウス)と、車3台の駐車場がある。水は井戸水なので無料(飲食に使う水はウェルシアで無料で貰ってくる)冷暖房のクーラーと石油ヒーター、それにこたつで夏と冬を凌いでいる。
水回りは改修済み、トイレはウォシュレットで快適だが嫁はキッチンの仕様が気に入らないようだ。
まぁでもこれだけの設備で家賃が7,500円/月なら文句は言えない。
「うそでしょ?一桁違ってない!?」と思ったかい?
いや、本当だ。我が家の1カ月の家賃は7,500円、1万円以下だ。
我が家の家計を最も圧迫しているのは保険等を除けば交通費、次に光熱費(我が家は灯油ボイラーなので)、最後に食費だろう。
因みにその対策として僕は移動には主に50CCのYAMAHメイトという原付を使っている。1週間で500円ほど燃料代がかかり、1カ月おおよそ3,000円だ。
光熱費は季節によってバランスが違う。冬の灯油と夏の電気代(クーラー)が問題だ。僕は暑がりなのでクーラーは我慢できない。そこで灯油を使う暖房器具の代わりに薪ストーブを導入する予定だ。市の補助金を使えば薪ストーブは安く購入出来る上に、エネルギー源となる薪は山にいくらでも転がっている。森林組合が伐採した木は運搬コストを無くすために山に積み上げてあり、形は悪いが乾燥もしているし無料なのでとても効率的だ。勿論足りない分は自分で伐採して割れば良い。
そして食費だがこれはあまり心配しなくて良い。米と野菜は無料で貰える、魚も冬は貰えるし夏は自分で突いてくる、肉は鶏肉と牛肉は買うが豚肉は買わない。猪は豚肉よりも臭みがなく美味しいし、何より猟期に採った猪は冷凍ストッカーに山ほどある。米が無料なのは親戚に田んぼを貸しており、嫁の実家にいけばいくらでも無料で手に入る。野菜はそこらじゅうで誰かが作っているし家の裏庭で栽培する事も可能だ。
以上の事を考えたら草刈りは一時の苦労、あまり効率的じゃなくてもいいじゃないか。と、自分に言い聞かせやっている。
心の葛藤があるので雑(笑)