よく見たら卵はたくさんあって取られているみたい

浜辺で鳥の卵を見るようになってから他にもいくつか痕跡を見つけた。

今まで気づかなかったがどうやら何かの鳥が粟津海岸で毎年産卵をしているようだ。気になりだしたので色々調べてみた。

 先ずこの卵の親はだれなのか?卵に寄り添っている所は見た事はないが、いつも浜辺を走り回る小さくて白っぽい鳥は良く見る。卵の近くにある無数の小さい足跡も恐らくその鳥だと思うので石川県にいる浜辺に生息する小さな鳥で絞り込むことにした。

 するとコアジサシ・シロチドリ・コチドリという鳥に絞られた。

コアジサシ
シロチドリ
コチドリ

僕が浜辺で見かける鳥のくちばしは黄色くはない。シロチドリとコチドリのどちらかと言えばシロチドリに似ている。

なのでシロチドリについて深堀。

シロチドリは 海岸や河口の砂地で繁殖し、干潟などに群れる。北日本では秋冬に暖地に移動し、ピルピルと鳴く他、繁殖期には、ケレケレと大きな声もだす。

日本野鳥の会

ピルピル?ケレケレ?僕の知っているピルピルケレケレという音か?そんな声出すやつはいない。

シロチドリの個体数は、1974-85年から2000-03年の間の変化率をもとめた報告では、春期で-75%、秋期で-88%と極端に減少しています。また、近年のシロチドリの傾向をモニタリングサイト1000の調査による春期、秋期、冬期での一斉調査期間のデータでみると継続して減少しており、大きく増加する傾向にはありません。原因としては,繁殖場所となる砂浜の減少のほか、生息地のレジャー利用による人やペットの接近、車両による営巣地の撹乱、ノイヌやカラスなどによる捕食などが繁殖失敗の要因としてあげられています。
 そのような状況で、2012年8月、第4次のレッドリストの改訂が環境省から発表され、シロチドリは絶滅危惧Ⅱ類に指定されました。また、各県のレッドデータ でも絶滅が危惧される種として記載されるようになってきています

バードリサーチ

え?絶滅危惧Ⅱ類?環境省レッドリストですか?因みに環境省のHPには絶滅危惧Ⅱ類 とは” 絶滅の危険が増大している種”とあり、シロチドリもコアジサシも含まれていた。

うーん、何だか踏み込んではいけない所に踏み込んでしまったような感じだ・・知ったからと言って何が出来て何をすれば良いのか分からない。でもあんな風に浜辺に放置しておいたらそりゃそうなるだろって感じだ。

この件はここまででしょうか。

やはりいくら保護色とは言え砂浜に置いてあるだけではあまりにも無防備。こんど見つけたら1個孵化に挑戦してみようかと思ったが、絶滅危惧Ⅱ類の生き物の扱い方が分からないのでやめておこう。

卵を暖める親鳥発見!真相は・・・・